長波帯スーパーラドアンテナの製作

長波の小型アンテナとして
スーパー・ラド・アンテナという物の
製作例が幾つかのサイトに載っていました
このアンテナを作ってみよう
というページです


長波用スーパーラドアンテナの試案図


このアンテナの構造は
茶色コイルで長波に同調します
青コイルに受信機を繋ぎます
金属(シリンダー)部分はアルミか銅の円筒物

構造は簡単ですが
直径が60cmとすると
シリンダーが直径の倍位
コイル部分も直径の倍程度で
長さ2m50cmにもなります!
直径60cmはドラム缶と同じ大きさですので
ドラム缶を2個繋いだような大きさになります

きい!!

これは余りにも大きいので
直径50cm程度
長さ150cm程度に縮小して作って見る事にしました


製作方法は2つ

プラスチックの円筒にコイルを巻き
シリンダ部分は薄い銅かアルミ板を貼る方法

肉厚のあるアルミで頑丈なシリンダを作り
コイル部分をシリンダ部で支える方法



材料探し

近くのホームセンターに行ってみたが使えるような物は
ありませんでしたのでネットで探しました

シリンダー部分は1個でも製作してくれる所が
ありましたが、6万5千円程度かかります!
(厚み5mmのアルミで直径500mm長さ800mm)
う~ん・・・
ちょっと高いですね!
アンテナにこんなにお金をかけられない


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2010.8.2
シリンダー部分は製作してくれる所と交渉した結果
大きさを縮小して4万円までに収める事で製作を依頼
板厚3mm 長さ550 φ450または8角形

4万円なら、プラスチックのタンクを買って
アルミか銅板を買うのとそんなに変わらない
ので多少重量が重くなるがこれで良いでしょう

このシリンダーにプラスチックの支持具を付け
コイル部分を支えます

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2010.8.8
コイルを巻く時と完成後の調整用に台を製作

アンテナ仮設用に以前から作ってあった台に
シリンダー径に合わせた載せる部分を作った
これに載せて回しながらコイルを巻きます


完成後は調整したり仮設も可能

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2010.8.8
コイル用の電線注文

ネットで探してユーボンというところで
600Vビニル絶縁電線 IV 1.6mm単線 300m
 を注文しました
これは
1.6mmの単線(撚ってない1本の線)です
撚り線よりも電気抵抗が低いので単線にしました


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2010.8.10
コイル用電線が到着しましたので
スムーズに線を引き出す台を作りました
有り合せの材料で作った回転する台です


パイプに棒を差し込んだだけの回転機構ですけど
軽く回り過ぎますので適当なブレーキが必要かも

線は導体太さが1.6mm
絶縁部外径が3.2mm
長さが300m
9千7百円位でした


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2010.8.12
注文していたシリンダー部分が到着
板厚3mm 長さ550 対辺450mm8角形

円形は真円に加工が難しいそうで8角形の
方が加工し易いという事でした

加工はここに頼みました
http://www4.ocn.ne.jp/~nps/ordermade/index.html

2010.8.13
製作開始
シリンダーにコイルを支える塩ビパイプを取付

この後
パイプを補強してコイルを巻きます

塩ビパイプは4mφループアンテナを解体した物
全長1mでシリンダー内に20cm入れてネジ留め
コイルを巻く部分は80cmあります

4mφループは巨大なのと塩ビパイプが曲がって
きたので撤去したのだが
今から思えば…4mφのループの方が
このスーパーラドより良いかも知らない


2010.8.14
コイルを巻く塩ビパイプを補強

白っぽいのは塩ビ電線用パイプ
塩ビパイプはちょっと長くなるとふにゃふにゃで曲がり
ますので補強がめんどうです



下部は鉄のフラットバーを熔接して製作

コイルを巻く

アンテナをくるくる回しながら線を巻きます


半時間位巻いたところ
巻くのは結構時間がかかります
単調な作業ですので疲れます




つづき
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