海外製チューナーの修理に挑戦

壊れたチューナー

チューナーは CS-9800

故障状態は
電源を入れると dp46 と表示が出る
電源スイッチを押すと 「・」ドットだけになり、
その後何も起らない。


う~ん、これはちょっと厄介かも…
電源基板だけなら何とか直る可能性あるけど、
メイン基板が悪いとまず無理だ。


内部を見ると、電源基板と本体は別になっており
コネクタでつなげている。
そして電源基板には出力電圧がシルク印刷してある。
白:見えず、緑:+5、黒:GND、柿:+12、
灰:+21、茶:+30、紫:50

電源基板が悪いのなら直しやすいタイプだ。

とりあえずテスターで電圧を測ってみる
 
白:4.3V緑:3.2~5V変動柿:12V
灰:22、茶:30紫:4~5V

白と紫はいったい何Vなんだ?5Vか?
それと緑の変動しているのが怪しい。
多分緑は5Vでしょう。
柿、灰、茶はOK


電解コンデンサーも膨らんでるように見える
この電解コンデンサーが劣化して出力電圧が
変になり動作しなくなるという故障が多いらしい。

これは、まずコンデンサーが悪いのか調べて、
悪い場合は交換。という手順だな。

と思ったが悪いのか調べるにも基板から外さないと
(片足だけでもよい)調べられないし、
大きい容量はデジタルマルチメータでも測れない
なので、電解コンデンサーをほぼ全部(11個)
換える事にした。
11個でも数百円で済むし、劣化も進んでいる
だろうし、この方がいいだろう。

電解コンデンサーは、耐電圧と容量が220μF(マイクロファラッド)
というように書いてある。これと同じ物を入手する。
耐電圧は高くてもかまわないが、形が大きくなるので
取り付けられるか確認する。
この基板では63V 220μFが付いていたが、
無かったので 160V 220μFを付けている


電解コンデンサーはマルツパーツ館というWebショップで注文した



電源基板を外して、コンデンサーを交換

電解コンデンサーには極性(+と-)があるので
外す前に確認しておく
この基板には「-」側は黒の斜線で印が付いている

1つずつ交換した。付いていたコンデンサー

間違いなく交換が終わったら
チューナーに取り付けて電源ONだ。

おお~!!
電源が入った!

アンテナを繋ぐ前に、LNB供給電圧が正しく
出ているかテスター確認した。

復活した!!