巨大バーアンテナの製作
直径100mm長さ380mmの大きなフェライトコアを
使ったバーアンテナを製作してみました
この巨大なフェライトコアは
ラジオ少年の頒布品です
小型バーアンテナとの比較
磁界ループとの比較受信
携帯ラジオと比較してもその大きさが判ります
手持ちのリッツ線を巻けるだけ巻きました
リッツ線の詳細は不明ですが3本のエナメル線が
撚り合さり外形が0.4mm位のモノ
キャスターを上向けに付けた台の上に
フェライトバーを載せて手で回しながら
巻きました
うまく巻けますが単調な作業で疲れます
巻けるだけ巻いたらどこに同調しているか
判らなくなり1/8位のところで試すと54kHz以下に
同調している事が判りました
バーアンテナの台
屋外で受信している様子
左の箱にはバリコンとコンデンサで同調をとる部分が入っています
雨に濡れないようシートを被せています
これが入るようなプラスチックの箱を
HCで探したがありませんでした
12.6kHz付近で受信できるロシアの航法電波を受信して試してみました
縦4m横3mの5回巻磁界ループアンテナと比較
○磁界ループアンテナと比べるとノイズが少ない
△ゲインは磁界ループアンテナより低いが
ノイズが少ないので良く聞こえる
SN比はこの巨大バーアンテナの方が良いようです
大きなループアンテナよりはるかに手軽でほぼ同等の
受信状態が得られます
ただし
同調している周波数しか受信出来ないのが難点
もっと良いリッツ線かウレタン線で巻けば
さらに良い結果が得られる可能性あります
屋外に設置
手っ取り早く市販のケースに入れました
ケースは部屋から手動で回転出来ます
ケースの中に木枠でバーアンテナを載せる台を製作
同調のバリコンとスイッチの軸を下の部屋まで
延長して部屋で同調出来るようにしています
軸は単管パイプの中を通しています
2次側のアンテナ線も単管パイプに通して
いますので回転しても絡まる事はありません
木製ケースの製作
室内や野外で受信する為に持ち運びが簡単な
ケースを作りました
JJY受信比較
小型バーアンテナより若干受信レベルが高い程度
チューニング部分は小型と共用
差込式になっているので取替えが簡単
木製ケース完成
9kHzから90kHzまでチューニング可能
2017年5月