★sat-chinaに載っていたアジアサット2号の故障及び復旧状況の記事の和訳(友人に翻訳して頂きました。謝々)

2003年12月23日から26日の間、アジアサット2号機の故障により、アジアサット社と製造をしたアメリカのロッキード・マーチン社協力の下、アジアサット2号はすでに復旧をしています。

2003年12月23日14時17分、アジアサット測定センターでは異常信号を確認、分析、アジアサット2号の軌道は大幅にずれていた。12月25日軌道はさ
らに悪化、しかし根本的な改善は見当たらなかった。

12月26日早朝、さらに悪化、同日3時以降アジアサット2号のKuバンドとCバンドの伝送が中断。この後アジアサット社とロッキード・マーチン社協力の下、軌道修正に成功。同日26日午前10時から伝送の復旧作業を開始、15時45分ごろ正常な運行に戻った。

アジアサット2号の偏差角±0.03度以内の正常値になるように手動移動による調整をした。

また、この故障期間内、それぞれの系統が正常に保持できている。過去何日間、アジアサット測定センターは何度も子系統を検査した。
テレメトリーデータの分析によって、それぞれの系統はすでに正常運行している。損壊状況も無い。

当センターは12月30日には東西方向、1月5日と8日には南北方向の軌道修正をそれぞれ完了した。現在異常は認められていない。測定センターは
伝送装置のデータや各方面からの異常報告はまだ受け取ってはいないがアジアサット2号が正常に戻ったことを確信している。

アジアサット2号機の故障により、アジアサット史上始まって以来又、世界の衛星史上においてもごくまれに見る故障。原因は今現在でも不明。
アジアサット社とロッキード・マーチン社は早期に技術的分析結果を報告する。

今回の衛星修理復旧に関する貴重な経験を基に、更にアジアサットの伝送における安全保障。アジアサット2号、アジアサット3S、
アジアサット4号のメンテナンスや伝送の強化をする。

この場をお借りして、各業界の方々には今回この事故に関してのご指示とご理解を頂き感謝致します。

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