MaxIm LE

撮影

QSI583カメラでの撮影例


初期設定
1.MaxImを起動する(カメラは無くてもOK)
2.ViewメニューのCamera Control Windowを開く
3.Setupを開いてMain CCD Cameraで使用カメラの選択と
Filter Wheel で付けているフィルターを登録する
(フィルターが無い場合は必要無い)
※これらは一度設定すると記憶されており次回からは変更しない限り必要ない


Camera Control Window

最低限使うMENU
Setup…初期設定とカメラのConnect、冷却オンオフ、Warm Up
Focus…ピント合わせや構図等
Sequence…自動撮影
Expose…撮影



フィルターホイールの登録画面
Filter Name に入力した文字は撮影したファイル名に付加される
※この登録はConnectしてない状態で行う



撮影準備

1.カメラを接続してONにします
2.Camera Control WindowのConnectをクリックしカメラを有効にします
3.Exposeを開いて(ピント合わせ時に使う)フィルターを選ぶ
※Focusにフィルターを選ぶところが無い為
※ここで選んだフィルターがFocusで適用される

4.Focusを開きピント合わせや構図を決める

Focus画面
Secondsが露出時間(秒)
Binningはビニングで1~4で4が感度が高いが解像度は低い
Start Focus ボタンで撮影が始まる
Continuousにチェックを入れておくと連続撮影

ピント合わせの一例
露出1~2秒程度で一枚撮影して
写っている星付近を選択範囲で囲み
一枚撮影し見易い大きさに拡大し
Continuousにチェックを入れ連続撮影しながら
ピントを合わせる
※このカメラは撮影に時間がかかる為に
リアルタイムでプレビュー出来ませんので
なるべく狭い範囲を撮影すると数秒で画像が見えるようになります


ピントが合い構図が決まったら
Setupの Cooler On をクリックし冷却します
設定温度になると本撮影の開始です
※冷却温度が外気温より30℃程度低い場合は5分程度
夏場はかなり時間がかかります

※撮影が終わったら Warm Up をクリックしゆっくり暖めます
外気温近くになったら Cooler Off をクリックし
Disconnectボタンを押して閉じます



本撮影

初めての場合は地上の風景を写してみるのが良いですが
このカメラは最短露出時間が0.03秒なので日中の明るい
野外では明る過ぎて真っ白けになります
減光するか日陰の光量が弱い所か夕方などに試します


Exposeでの撮影

一枚写して自分で保存する手動の撮影です
但しビニングが選べません(何故?)

露出時間(Minutes分とSeconds秒)を決め
フィルターを選んでExposeボタンを押せば撮影
左のTypeは普通の撮影(Light)かダーク(Dark)等の選択
※このカメラはダーク撮影時にシャッターが閉じますので
望遠鏡に蓋をする必要がありません

※ここで選んでいるフィルターがFocus撮影時に使用される




自動撮影

Sequenceでの撮影

セットした手順通りに自動で撮影するモードです

Autosave Filename にファイル名を入力します
このファイル名にSuffix名が付加されます
Suffix名はOptionsを見て下さい
Start at はファイル名に付加される連番で
1からにする場合は1を入力します
Coolerは現在の冷却温度
フィルターはOptionsをクリックしてセットします

Options画面

撮影手順をセットする画面です

Enableにチェック入れた所が有効で
Typeは普通の撮影がLight、Darkはダーク
Filterは初期設定でセットしてあるものから選べます
Suffixはファイル名に付加される文字でここで変更可能
デフォルトでは初期設定のフィルター名が入っています
撮影ファイルは自動で保存されます
Exposureは露出時間(秒)
Binningはビニングで1~4
Repeatは撮る枚数

※他の項目や更なるOptionsはいじらなくても写せます

設定が終わりましたらOKを押して
Sequenceでの撮影画面に戻り撮影します



フィルターホイールの問題点

このカメラにはフィルターが5枚しかセット出来ません
それに撮影中はフィルターを交換する事が困難です
そこで外部にもフィルターBOXを付けています
フィルターホイールの一つを空けておき
外部のフィルター使用時には空を選択します


2012.5.4