ガイド撮影

今の赤道儀では60秒位が撮影出来る限度なので
これにガイド撮影を付けてまっと長い時間露出できる
ようにする為の工夫の記録です

ガイド撮影の方法としては
1.ガイド用の望遠鏡を載せる
2.接眼部でガイド用に光の一部を分ける(オフアキシス)
3.ガイド用のCCDが付いたカメラを使う
がありますが
反射望遠鏡の筒先にガイド用のカメラを付けて
うまく使えるか試す実験です



筒先に一眼レフを付けた

カメラには使い道のない24.5mmの天頂プリズムを
レンズの代わりにカメラに付けて筒先の縁に付けた

この位置でピントが合います
主鏡は筒より小さいので光路遮断は殆どありません
但し、画質は良くない
実際に星を写してみないと使えるか判らない



星を実際に写してみると…



ダメだ! こりゃー

これだけ変な形に広がっていると
ズレていくのがわかりずらい

それよりも感度不足という大きな問題が…
使えるカメラはISO1600が最高なので
ガイド画像として使える1~2秒では星が
殆ど写らないのである

という事でこの計画は
失敗



もう一つの考えとしては
斜鏡の後ろにカメラを置く方法があります

斜鏡の後ろでもちゃんと写る事を確認しました
主鏡からの光が斜鏡の周囲から少しは漏れて
いるのです

斜鏡と同じように支えるものを作らないといけないし
カメラのケーブルの光路遮蔽が少しは出ます

感度の良いガイド用カメラが入手出来たら
考えてみよう

2012.3.25