自作赤道儀の再改造

3回目の改造時の記録

-----追尾モーターの回転数-----

今回は何回転のモーターを使ったら良いか計算しました

モーターは通常はrpm(一分間の回転数)で表すので
ギア比等を調べれば計算で求められる

星の動く速度は24時間で1周するのでrpmにすると
0.0006944rpmとなる

改造中の赤道儀の追尾モーター手前までのギア比は
1: 11616でした
これは赤経目盛30分を手で回して回る回数を調べた
その結果から
追尾モーター手前では 8.066rpm
で回せば星の動く速度と一致します

計算ではこの数値が出ましたが
合っているでしょうか?

間違ってる可能性もあるので実際の星を手回しで追尾して確認しました

その様子


小型望遠鏡を仮付してCCDビデオカメラを付けて
モニターを見ながら


手回しで1分間星を追尾して
何回回したか数えます

その結果
大体1分間に8回となり合っていました




写真左の大きいギアが約8rpmで回す方
モーターに付いている小さいギアとの比は1:4
なのでモーターの軸は32.26rpmでよい事になります
このモーターは可変速ギア付きで変速の範囲内




このような形にモーターが付きます
右の灰色が追尾モーター
黒い部分も実はギア付きモーターで方向合わせ用
方向を合わせる時は追尾モーターを切り離す必要があります
(付けたままだと重たくて回らない)
その為にクラッチのようなギアの組合せを解ける機構を付けないといけない

この改造を行った結果は失敗
モーターの回転速度が星の動きに合わせられません
星の動きより少し速いか遅い回転しか選べなくぴったしに調整不能。