反射望遠鏡の光軸調整
調整用治具の製作
と
GINJI-300FNの調整
レーザーポインターを使った主鏡調整です
主鏡の端にレーザー光を当て斜鏡の
後ろ側のプラスチック板の同じ位置に
光が当たるように主鏡の傾きを調整
周囲数カ所で調整すれば主鏡の傾きはなくなる
という考えです
反射望遠鏡の調整手順は
①主鏡の傾きをなくす調整
②斜鏡の調整
主鏡の端にレーザー光を当てれば
斜鏡の周囲すれすれに後方に光が抜けました
レーザー光は図では平行ですが実際は少し傾いています
(たぶん傾けないと斜鏡に光が当たるハズ)
調整中の様子
矢印の物がレーザーポインターを鏡筒に磁石で
貼り付けるものです
レーザーポインターの筒よりも大きい穴のナットに
三方向にタップをたてプラスチックねじで光の向きを調整
このネジでレーザー光を主鏡の端に当たるよう調整して使います
ナットは平鋼に溶接し、磁石は平鋼にタップをたてて留めてます
鏡筒が鉄製ですので鏡筒へは磁石でくっつけます
斜鏡の後ろにある白く丸いプラスチック板の黒い線の
所に主鏡から反射してきた光が当たるように調整します
丸いプラスチック板は磁石で固定しています
モニターカメラで写して調整すると楽です
斜鏡の調整
斜鏡はアイピースを外した状態で少し離れて覗き
主鏡の中心点や内部のリング等が
同心円状に揃えばほぼ合っていると思います
かなり調整して良くなった
もう少しですが…
更に調整をしやすくする為にレーザーを4個に増やしました
六角の物はナット
ナットに3mmのタップをたてネジでレーザーを支えています
このネジを調整してレーザー光の方向を微調整します
使用例
4箇所に付けて一度に調整出来るので楽です