《雑食》
「お腹が減ったのぅ…」かごめに抱かれながらぐったりとする七宝。
森をさ迷い始め早数日。頼みの綱の忍者食は底を尽いてしまった。
「ったく、だらしねえなあ。」
犬夜叉は空腹など感じていないのか、いつもどうり憎まれ口をたたく。
「…そんなに言うんじゃありません;」
「そうだよ犬夜叉…」
「そういえば…」
かごめは何かを思いだしたのか
「中国では犬をたべるらしいわよ」
「さぁ…まぁ食べれないことも無いと思うけど……法師様?」
さっきからジッと見つめる先には…犬夜叉。
「な、なんだよ弥勒;」
「いえ。……やはり骨張っていますからねぇ」
(七宝以外硬直!)
「なっ!?おれは犬じゃねぇ!!!!」
“ツッコミどころはそこなの!?”っとひそかに思うかごめ。
「お腹…減りましたねぇ。」
「う、うん;」
「そそうだね…」
目を背けるかごめと珊瑚。
「なんじゃ?犬夜叉はうまいのか?」
「いえいえ。やはり……ねぇ。」
頭の上に“?”を浮かせる七宝。
途中、川を発見した一行は飲み水と食料を確保しなんとかおちついたとさ…。
めでたし めでたし…。
おわり