★★マィ・ペット★★

2005年3月23日にメルマガで配信したものです。


一行は、もうほとんど屋敷として形成をなくした、古寺の廃墟に野宿していた。

皆それぞれの時間を過ごしながら、珊瑚は一人壁にもたれながら、うとうとしてると

「ん…ン?」

なにやら暖かい大きな“物”が、膝の上にある。。。

「…どしたの?」
雲母が変化してじゃれているのか、珊瑚は目を開かないまま、雲母を抱き締めた。


手を背中に回し、フサフサの毛が………無い。


「にゃーん」

なにやら、えらく、

ハスキーボイス。

「……」

さすがにおかしいと感じた。珊瑚は目を開くと目の前に…

「みゃーん」
「ほ、…法師さまぁぁぁ!?!?」

そう、そこには黒い猫耳を付けた弥勒がいたのだ!!!(ヒィ)

「ななななななっ///」
しかも、かなり密着している。膝の上で甘える弥勒は、はたから見たらかなり怪しい。

───ペロっ
「きゃぁぁぁぁ///」
ばしっっ!!!!
不意に頬を舐められた珊瑚は力の限り弥勒を殴り、走り去っていった。



そして、弥勒は殴られた痛みでうづくまりつつ、珊瑚の居た場所を陣取って寝始めた。

「みゃー……」

******
「笑いごとじゃないよかごめちゃん!!」
未だ、笑うかごめを頬を赤らめた珊瑚は軽く声を上げた。
「ごめんごめん…クスクス」
「それに、なんで法師様にあんなのつけたんだい?///」
まだ猫耳をつけた弥勒に、頬を舐められたのが記憶によみがえった。

今から数刻前のこと、かごめがもってきた【★素人でも簡単3分催眠術★】を弥勒が読んでいた時のことだった。

試しに犬夜叉で試そうと企んだが、間違って自分がかかってしまったのだった。(爆)

あまつまで、近くで見ていたかごめに“猫耳”をつけられたことにより、猫らしさレベルアップ!!!!!

なぜかごめが猫耳を持っていたかは、謎である。

そして現在、弥勒は居眠り中。

いったい、いつ元に戻るのか…珊瑚は頭を抱えた。

「……ミャー」
ビクッ
「ミィ?」
「あ、雲母だったんだね…;」
後ろを振り向くと、
「にゃー」
───がばっ
「な、なにやっーーなっ///」
そこには、雲母を抱いた弥勒が、珊瑚に後ろから抱きついていた。
「みゃー」
スリスリ…弥勒は鳴きながら、珊瑚に甘える。


「わぁ…すごくなつかれてるわねvVV」
「か、かごめちゃん〜;///」

ちなみに、かごめを見た弥勒は…

「あら?」
一旦、珊瑚からおりると、かごめの足元にすりよった。

「みゃ〜」
かなり、愛想のいい猫である。

「弥勒、てめぇなにやってやがる!!!」
やっと解放された珊瑚は、起き上がると七宝を肩に抱えた犬夜叉がすごい早さで戻ってきた。

「あぁ?弥勒なんてカッコしてやがる;」
「あの猫耳はなんじゃ;」
「みゃー?」
「何言ってんだコイツ(汗)」

弥勒は声の主二人を見、…プイッと無視を決め込んだようだっだ。
「おい…今のはわかったぞ;」

「おらもじゃ…」

“男”に興味無し。

特になつかれている珊瑚は、四六時中弥勒が付いていき、抱きつき、甘えまくる…


「ちょ…法師様、こっちから先は…(大汗)」
山中の温泉に行きたいが、どう説明しても弥勒は付いてくる。。

かごめも困ったので、犬夜叉に弥勒を預けた。
「おら、行くぞ弥勒!!!」
首根っこを捕まえ、黒猫捕獲完了!!!

******

「ふぅ〜気持ち良かったね♪」
「本当、気持ち良かったねかごめちゃん★」
ほくほくと、二人が寝床に戻ると…そこには…

「に゙ゃー!!」
「わんわん!!!」

「…へ?」

あ〜んかごめ〜!!犬夜叉が、おかしくなったんじゃ!!」

あわててやってくる、七宝の手には、あの催眠術本が…(汗)




その後、黒猫は珊瑚担当。(弥勒が離れなかった。)かごめは白犬(犬夜叉)をあやしながら夜はふけていったとか…なんとか…

。。。




『にゃ〜にぃ、にゃー』
『きゃん…わんわん』
訳:
黒猫:なに、わんわんいってるのですか。
白犬:おまえに言われたくねぇ…




★★★★★★★★★★
もしかしたら、続きます(笑)弥勒様は、絶対パープルアイな黒猫です!!!!!犬夜叉はもち、白犬ちゃん

vVVおそまつでした(笑)


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