短小説
《★飴★》

2005年4月15日にメルマガで配信した短編小説です


さくら舞散る中、一行は一休み中。

「じゃじゃーん★見て見てvVV」

突然、何かを食べていたかごめは…

ピュー♪♪

「!?…なんじゃそれ?」
「へへ。これはお菓子なのよ♪」

それは、平べったい丸状の、小さい穴が開いている飴だった。

「懐かしくってつい持ってきちゃったのvVV」
「ほぉ、これは面白い」 弥勒も、試しに吹いてみると軽快な笛の音が奏でられた。
七宝や珊瑚もやりだし…


ピュ〜ピュ〜ピュ〜♪


ピュ〜ピュ〜ピュ〜ピュ〜ピュ〜ピュ〜ピュ〜ピュ〜ピュ〜…

「だぁーーーっ!!!うっせーー!!!!」
「おめえらピーピーうっせんだよ;!!!」
「なによ〜。犬夜叉もやればいいじゃない。」

かごめが飴を差し出すが
「けっ。そんなうるさいもんいらねえよ」

っと、未だ飴の音で遊ぶ七宝にげんこつをくわらせ、さくらの木々に飛び去ってしまった。

「やれば楽しいのにね」「おら楽しいぞ♪」





******

フー…フー…

しっぽをふりふり、振りながら、雲母は一生懸命飴を口にくわえ音色を出そうとしていた。

「…フー…ミィィ;」

「この穴に息を吐けばいいんじゃ」

と、一生懸命教える七宝先生(笑)


それでも中々吹けない雲母。

一行もある意味、ハラハラ(笑)

「けっ。雲母無理しねぇほうがいいんじゃねぇのか。」

「ミィ!」
「そんなこと言うもんじゃないよ。」
雲母をなだめながら珊瑚が言う。
「ふん。犬夜叉もふけんじゃろうが」
「なっ!!そんなもん、おまえが吹けて、おれが吹けねえはずねえだろ!!」

「…あ、」 
サッと、かごめから飴を奪うと、口に含み…  
ハァァァ(空気吸ってます)
ごくっ…皆も見つめながら、

スポーーーーン!!!! 

ぴゅぅ〜…ポス。


「「「「…え?」」」」


「………………あ?」



ぶっ…
弥勒の肩が、ゆれだした。

そう、あまりの犬夜叉の肺活量に、飴が耐えきれずにそこらにぶっ飛んでしまったのだ!!!!

「…犬夜叉はばかじゃのぅ」
指を差して言う七宝…「だぁぁぁぁ///うるせえんだよ!!!(怒)」

ボカッッ!!!!



ピュ…
「あ、雲母吹けたわねぇvVV」

**********
犬夜叉…でも、そんな犬夜叉がすきです(笑)



おまけ(chΣ管理人)

この小説のページを作るのにミニマグから小説をコピってメモ帳に貼り付けたところ、こんなデカい文字が出て思わず笑った。
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